竹布TOPページ > 竹布の草木染め(薬草染め)について
伝統的な藍染工房で1枚づつ丁寧に
草木染めについて
竹布を染めようと思い立った時、私たちは竹に相応しい染料として、すぐに薬草を活用することに決めました。
何故なら竹布の主原料となる慈竹は、まさに「いつくしみの竹」。
漢方では解毒をその役とする大切な薬草だからです。
染めを請負ってくれた工房は、伝統的な藍染めの工房です。
熟練した職人達が白い息を吐きながら、もくもくと染め上げてくれました。
使用済みの染料は工房の庭に掘られた池に流し込まれます。
池は水草が生い茂り、その端では柳が青く気持ち良さげに揺れています。
そして、池の底に沈み込んだ染料は、薬草を育てるための肥料として再び土と混ぜ利用されています。
誰にも自慢することなくごく自然に行われていること営みは、とても美しいものに感じられます。
カラー |
薬草名 |
別名 |
部位 |
備考 |
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パープル |
蘇木 |
すおう |
木 |
沖縄では、シーワーとも呼ばれます。幹部の心材からは紅色、根部からは黄色も取れます。
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ピンク |
茜草 |
せんそう |
根 |
アカネ科の多年草。生薬名「茜草(せんそう)」。主に秋に採取できる蔓植物で、根を水洗いした後天日乾燥します。
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イエロー |
槐米 |
かいか |
花蕾 |
落葉喬木で大樹になります。若葉はゆでて食べら、お茶の代用にも。
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ヨモギ |
蓬(よもぎ) |
葉 |
蓬には邪気を払う力があり、食べると寿命が延びる、ということから節句に供されます。
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ブルー |
藍(あい) |
花 |
藍色の色素を含むみ、それを生み出す植物のことや、色をさしたりもします。藍の色素は、インジゴ(インジゴチン)と呼ばれ、これを繊維に染めつけることで藍色の染色ができる。 |
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ブラウン |
紅茶 |
葉 |
紅茶に含まれる物の多くは「タンニン」。紅茶の水色を作り出しているのもこの物質です。 |
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ゴールド |
緑茶 |
葉 |
ツバキ科の常緑潅木。乾燥させた葉を染色に用いまた"お茶"として飲用になります。
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キャメル |
柿渋 |
実 |
染料としては古くから魚網や養殖網などを染めるのに用いられてたそうです。また防水・防腐性があるので、和紙に引き染めして古美術品の箱を包んだり、型染の型紙に用いられます。 |
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グレイ |
烏龍茶 |
葉 |
体の新陳代謝をアップさせ、皮膚をすこやかに保つ作用があると言われています。
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グリーン |
くちなし+藍 |
花 |
果実の色は、カロチノイド系色素のクロシンによるものです。
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モスグリーン |
南京ハゼ |
葉 |
落葉中高木で庭木として植えられます。秋に果実を集めて作った臘を中国木臘といい、ローソクを作ります。
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※上記は漢方や民間療法での効能なので、草木染めに効能があるかはわかりません。
竹布(たけふ)の素材は、エコテックス規格100の認証を取得。
エコテックス規格100は繊維に含まれる可能性のある有害物質をチェックする国際的な検査基準です。
最高の製品分類T(乳幼児用)の認証を受けています。
竹布製品の安全性が実証されたことになりました。
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